【マルタ生活】マルタの健康保険について解説
海外旅行、海外移住いづれにしても現地の健康保険の仕組みとか病院のクオリティーとかって気になる。そこで今回はマルタの現状の医療について調べてみました。 マルタの医療は有料?それとも無料? マルタ市民とマルタ在住者はマルタの医療機関で無料で医療が受けられます。(私立病院を除く) マルタには国立病院がひとつあります。Mater Dei Hospital 2025年より無料で医療が受けられる条件のアップデートがあり、EU加盟国以外の国籍を持つマルタ在住労働者が無料で医療を受けるには1年以上ソーシャルセキュリティサービス料を納めている必要があるので要注意。 しかし、この国立病院に行くとすぐお医者さんに診てもらえるわけではないので要注意です。マルタにはメーター・デイ病院以外にも公立の医療施設があり、それがHealth centerヘルスセンターです。ヘルスセンターは自分の在留カード登録の住所エリアにより管轄エリアが分けられているため、居住地のエリアのヘルスセンターに行く必要があります。ヘルスセンターは予約なしのウォークインで受診可能です。場所によって営業時間が異なりますが、24時間営業のヘルスセンターでも夜間は緊急患者用だからと言って、夜間に行くと診てくれないこともあるので気をつけてください。 ヘルスセンターに行く時の注意点 ・管轄エリアのヘルスセンターに行く ・初診のときはビザカードの提示と過去3ヶ月分の給料明細pay slipの提出を求められる ・初めに受付に行って番号札をもらう。 ・マスクをしていないと待合室に通してもらえないことがあるので一応持参しておくと良い ・めちゃくちゃ待たされるので暇つぶしグッズを持参すると良い ※具合が悪くて待つのがしんどい時は、ヘルスセンター以外にもマルタ各地にある薬局Phamacy(緑の十字架マークが目印)にも医者がいてみてもらうことができるのでそちらに行くこともお勧めします。(有料です) マルタの医療ってどうなの?大丈夫? 2024年Best Healthcare index(CEOWORLD調べ)によるよマルタの医療の世界ランキングは196カ国中18位という位置付け。気になる日本は13位。この結果から見てもマルタの医療は世界的に見ても悪くない位置付けです。(ちなみに1位は台湾、2位は韓国、3位はオーストラリア、4位はカナダ、5位がスウェーデン) マルタの医療を受けられるのは誰? マルタ市民やマルタで働いていてsocial security contributionを支払っている人(雇用されている人は毎月給料からソーシャルセキュリティ代が天引きされている)などマルタに住んできて税金を納めている人はほとんどの医療が無料で受けられます。 マルタに語学留学など短期間で滞在している人はソーシャルセキュリティ費用を納めていないため無料で医療を受けることはできません。各自旅行保険やクレジットカードの付属保険など事前に緊急時の医療費のカバーをどうするか準備しておく必要があります。 マルタで救急車を呼ぶ 事故や急な体調不良等で救急車が必要になった場合、112が救急のフリーコール番号です。年中無休24時間対応で救急車の要請ができます。 歯科治療 マルタ滞在中に歯医者に行かないといけなくなった場合、ヘルスセンターで医者に紹介状を書いてもらいメーター・デイ病院で無料で治療を受けることも可能ですが、予約が半年や1年後などという意味のわからないことが起きます。緊急の場合は近くの歯医者に受診をすることをお勧めします。 マルタでの歯科治療の平均価格(参考価格なので実際治療前に費用確認してください) 虫歯治療 60−80ユーロ スクリーニング 50ー60ユーロ 親知らずの治療 330ー385ユーロ(1本につき) 健康診断 日本で正社員で働いている場合、会社が毎年健康診断をしてくれますが、マルタではそのような会社は少ないようです。(少なくとも私の働いている会社はしてくれません) マルタで健康診断を受けたい場合は、ヘルスセンターに行き、医師に定期健康診断reguler helth check-upをしてほしいと伝えると血液検査など一般的な検査を予約してもらえます。また、女性の方は子宮頸がん検診や男女共に性病検査などもヘルスセンター受診で予約可能です。
